令和9年(2027年)の司法試験予備試験の日程は、もう決まっています。
法務省の司法試験委員会が、令和8年8月5日に実施日程を決定・公表しました。
この記事では、その公式日程を一覧にまとめます。
あわせて、出願の手続き・受験料・令和8年の結果・今日からの逆算スケジュールも整理しました。
🎯 結論(先に要点)
- 短答式試験は令和9年7月18日(日)、論文式試験は9月11日(土)・12日(日)
- 口述試験は令和10年1月22日(土)・23日(日)、最終合格発表は2月3日(木)
- 電子出願の受付は令和9年2月15日(月)〜3月12日(金)。試験公告は令和8年12月18日(金)
- 令和8年と比べると、各日程はほぼ1日ずつ前に動いている
- 2026年9月26日時点で、短答式まであと295日・出願開始まで142日
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令和9年予備試験の日程一覧【法務省の決定】
まずは公式の日程をそのまま一覧にします。
出典は、法務省が公表した「令和9年司法試験予備試験の実施日程等について」です。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 試験公告 | 令和8年12月18日(金) |
| 電子出願の受付 | 令和9年2月15日(月)〜3月12日(金) |
| 受験願書の交付(郵送出願用) | 令和9年2月15日(月)〜3月5日(金) |
| 郵送出願の受付 | 令和9年3月1日(月)〜3月12日(金) |
| 短答式試験 | 令和9年7月18日(日) |
| 短答式試験の合格発表 | 令和9年8月5日(木) |
| 論文式試験 | 令和9年9月11日(土)・12日(日) |
| 論文式試験の合格発表 | 令和9年12月16日(木) |
| 口述試験 | 令和10年1月22日(土)・23日(日) |
| 最終合格発表 | 令和10年2月3日(木) |
予備試験は、1年のうちに3段階の試験を順に受ける仕組みです。
短答式に受かった人だけが論文式へ、論文式に受かった人だけが口述試験へ進みます。
最終合格は、翌年2月の発表で決まります。
電子出願も郵送出願も、受付の最終日は3月12日(金)です。
郵送用の願書の交付は3月5日(金)で締め切られます。郵送で出す人は、願書を早めに取り寄せておきましょう。
令和8年の日程との比較
令和9年の日程を、令和8年の実施日程と並べてみます。
| 項目 | 令和8年 | 令和9年 |
|---|---|---|
| 試験公告 | 令和8年1月9日(金) | 令和8年12月18日(金) |
| 電子出願の受付 | 2月16日(月)〜3月13日(金) | 2月15日(月)〜3月12日(金) |
| 短答式試験 | 7月19日(日) | 7月18日(日) |
| 短答式の合格発表 | 8月6日(木) | 8月5日(木) |
| 論文式試験 | 9月12日(土)・13日(日) | 9月11日(土)・12日(日) |
| 論文式の合格発表 | 12月17日(木) | 12月16日(木) |
| 口述試験 | 令和9年1月23日(土)・24日(日) | 令和10年1月22日(土)・23日(日) |
| 最終合格発表 | 令和9年2月4日(木) | 令和10年2月3日(木) |
試験や発表の日付は、どれも令和8年より1日早くなっています。
曜日の並びは同じで、短答式は日曜日、論文式は土日の2日間です。
一方、試験公告は令和8年1月9日から、令和8年12月18日へ大きく前倒しになりました。
令和9年の受験案内は、年内に公表される見込みです。
受験料や細かい手続きは、公告のあとで最新の案内を確かめてください。
各試験の日程と中身
短答式試験|令和9年7月18日(日)
短答式はマークシート式で、1日で行われます。
法律7科目(各30点)と一般教養科目(60点)の、合計270点満点です。
令和8年の合格点は165点で、合格者の平均点は181.3点でした。
科目ごとの足切りはなく、合計点で合否が決まります。
試験地は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7都市(またはその周辺)です。
論文式試験|令和9年9月11日(土)・12日(日)
論文式は2日間の筆記試験です。
法律7科目・選択科目・法律実務基礎科目(民事・刑事)の、合計500点満点です。
論文の一般教養科目は、令和4年に廃止されています。
試験地は、原則として全国47都道府県です。
口述試験|令和10年1月22日(土)・23日(日)
口述試験は、民事と刑事の実務基礎を試験官と対面で問われる試験です。
試験地は東京都(またはその周辺)だけです。
地方から受ける人は、移動と宿泊の手配が必要です。
令和7年は、口述試験を受けた457人のうち452人が最終合格しました。
出願の手続きと受験料
出願は、マイナポータルを使う電子出願と、紙の願書による郵送出願から選べます。
| 電子出願 | 郵送出願 | |
|---|---|---|
| 受付期間(令和9年) | 2月15日(月)〜3月12日(金) | 3月1日(月)〜3月12日(金) (願書の交付は2月15日〜3月5日) |
| 必要なもの | マイナンバーカード(電子証明書が有効なもの)とマイナポータルにログインできる機器 | 受験願書(法務省から郵送で交付) |
| 受験手数料(令和8年の例) | 20,000円(ペイジーで納付) | 21,000円分の収入印紙 |
| 受験票・成績通知 | マイナポータルで通知・ダウンロード | 郵送 |
受験手数料は、令和8年の受験案内の金額です。
令和9年の金額は、公告と受験案内で確かめてください。
電子出願は、納付の完了までが受付期間に含まれます。
締切の日の夜に慌てないよう、数日前までに済ませておくと安心です。
年齢・学歴・職歴の制限はなく、誰でも受験できます。
社会人や大学生が、働きながら・通いながら受けられるのが予備試験ルートの特徴です。
令和8年の結果|出願15,843人・短答式の合格は2,668人
令和9年の難しさを考えるために、直近の実績を公式の数字で見ておきます。
| 項目 | 令和8年 | 前年(令和7年) |
|---|---|---|
| 出願者 | 15,843人 | 15,764人 |
| 短答式の受験者 | 12,453人 | 12,432人 |
| 短答式の合格点 | 165点(270点満点) | 159点 |
| 短答式の合格者 | 2,668人 | 2,744人 |
| 最終合格者 | 令和9年2月4日に発表 | 452人(受験者の3.64%) |
出願者はほぼ横ばいで、1万5千人台が続いています。
令和8年の短答式の合格点は165点で、前年より6点上がりました。
最終合格率は、令和3年以降3.5〜4%前後で推移しています。
令和7年は、受験者12,432人のうち最終合格が452人でした。
令和8年の論文式の結果は、令和8年12月17日(木)に発表されます。
試験は令和9年7月14日(水)・15日(木)・17日(土)・18日(日)、電子出願は3月8日〜4月1日、合格発表は11月10日です。→ 令和9年司法試験の日程と出願手続きを確認する
過去5年の最終合格者数と合格率
予備試験の最終合格者は、毎年450〜480人前後で安定しています。
| 年 | 最終合格者 | 合格率(受験者比) |
|---|---|---|
| 令和3年 | 467人 | 3.99% |
| 令和4年 | 472人 | 3.63% |
| 令和5年 | 479人 | 3.58% |
| 令和6年 | 449人 | 3.57% |
| 令和7年 | 452人 | 3.64% |
合格率だけを見ると、30人に1人ほどの厳しい試験です。
ただ、予備試験の合格者は、その後の司法試験で高い合格率を出しています。
令和7年の司法試験では、予備試験合格の受験者472人のうち428人が合格しました(90.68%)。
全体の合格率41.2%と比べると、大きな差があります。
論文式の選択科目|令和8年に選ばれた科目
論文式では、8つの選択科目から1つを選んで受験します。
選ぶのは出願のときなので、令和9年も2月〜3月には決めておく必要があります。
| 選択科目 | 令和8年の出願者 | 割合 |
|---|---|---|
| 労働法 | 6,101人 | 38.51% |
| 倒産法 | 2,794人 | 17.63% |
| 経済法 | 2,389人 | 15.08% |
| 知的財産法 | 1,560人 | 9.85% |
| 国際関係法(私法系) | 1,408人 | 8.89% |
| 租税法 | 702人 | 4.43% |
| 国際関係法(公法系) | 484人 | 3.05% |
| 環境法 | 405人 | 2.56% |
出典は、法務省の「令和8年司法試験予備試験の出願状況」(令和8年6月10日現在)です。
最も多いのは労働法で、出願者の4割近くが選んでいます。
人数の多さは、教材や講座の選択肢の多さにもつながります。
迷ったら、仕事や大学で触れたことのある分野から検討すると、学習の負担を抑えやすくなります。
日程まわりで起きやすい失敗
出願を忘れる・締切に遅れる
出願期間は、令和9年2月15日から3月12日までの約4週間しかありません。
年明けは勉強に集中していて、気づいたら締切直前だったという失敗が起きがちです。
今のうちにカレンダーへ登録しておきましょう。
マイナンバーカードの電子証明書が切れている
電子出願には、電子証明書が有効なマイナンバーカードが必要です。
電子証明書の有効期限は、カード本体と別に管理されています。
期限が近い人は、出願前に市区町村の窓口で更新しておくと安心です。
郵送用の願書を取り寄せ損ねる
郵送出願の願書の交付は、3月5日(金)で締め切られます。
受付の締切(3月12日)より1週間早いので、注意してください。
口述試験の宿泊を後回しにする
口述試験は、令和10年1月22日・23日に東京都(またはその周辺)で行われます。
論文式の合格発表(12月16日)から口述まで、約5週間しかありません。
地方から受ける人は、発表の前から移動と宿泊の段取りを考えておくと慌てずに済みます。
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令和9年の短答式まで、あと295日
短答式から逆算すると、年内に基礎講座を始められるかが分かれ目です。
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今日から令和9年の短答式までの逆算スケジュール
2026年9月26日から数えると、短答式まで295日、論文式まで350日です。
この期間を、4つの段階に分けて考えると動きやすくなります。
| 時期 | 残り日数の目安 | やること |
|---|---|---|
| 2026年10月〜12月 | 短答式まで約200〜290日 | 講座選びと基礎のインプット。論文式を受けた人は12月17日の発表まで答案の復習 |
| 2027年1月〜2月 | 約150〜200日 | 基礎の2周目と短答過去問。2月15日から出願 |
| 2027年3月〜5月 | 約50〜140日 | 短答過去問を科目別に回し、苦手を潰す。一般教養の対策も始める |
| 2027年6月〜7月18日 | 0〜50日 | 時間を計った通し演習。本番と同じ時間割で2〜3回 |
段階ごとの区切りは目安で、今の実力によって前後します。
大事なのは、出願期間と試験日を先に手帳に書き込んでおくことです。
令和8年の短答式に落ちた人
成績通知で、科目ごとの点数と合格点165点との差を確かめましょう。
差が小さい人は、秋から論文の基礎にも手を付けておくと、合格した年の夏が楽になります。
差が大きい人は、まず短答の配点が高い法律7科目の底上げが先です。
令和8年の論文式の発表(12月17日)を待っている人
発表まで82日あります。
この間に再現答案の見直しを済ませ、口述試験の準備と、不合格だった場合の来年の計画を両方用意しておくのが現実的です。
論文式に落ちた場合、令和9年はもう一度短答式から受け直しになります。
これから予備試験を始める人
初めて受ける人にとって、295日で短答式に届くかは学習時間次第です。
令和9年の短答式を「試し受験」と割り切り、令和10年を本命にする計画も立派な選択肢です。
いずれにしても、出願しなければ受験できません。
受けるか迷っている人も、2月15日〜3月12日の出願期間だけは押さえておきましょう。
令和9年に向けて講座を選ぶときの確認ポイント
日程が決まった今のうちに、講座選びで確かめておきたいことを整理します。
① 講座の「合格目標年度」が令和9年か
通信講座は、どの年の試験に合わせたカリキュラムかが講座ごとに決まっています。
令和9年に受けるなら、その年度に合わせた講座かを最初に確かめましょう。
② 合格特典の対象と条件
アガルートの「予備試験最短合格カリキュラム/フル」には、合格すると受講料(税抜)が全額返金される合格特典があります。
対象はフルだけで、講座名に書かれた対象年度に最終合格することが条件です。
返金は原稿料として源泉徴収後の金額で支払われ、実名での合格体験記やインタビューへの協力も必要です。
③ 受講料と割引
アガルートのフルは1,180,000円(税抜)/1,298,000円(税込)、ライトは908,000円(税抜)/998,800円(税込)です。
12回分割なら手数料は無料で、フルは月々108,167円(税込)からです。
割引は、他校乗換割引20%、受験経験者割引5%、他資格合格者割引5〜10%があり、どれか1つを選びます。
令和8年に予備試験を受けた人は、その受験票か成績通知書で受験経験者割引を申請できます。
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令和9年の予備試験に向けて講座を比べるなら
受講料・合格特典・割引の条件は、申し込む前に公式ページで確かめるのが確実です。
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よくある質問
A. 令和8年8月5日の司法試験委員会決定として、法務省が公表しました。短答式は令和9年7月18日(日)、論文式は9月11日(土)・12日(日)、口述試験は令和10年1月22日(土)・23日(日)です。
A. 電子出願は令和9年2月15日(月)〜3月12日(金)です。郵送出願は3月1日(月)〜3月12日(金)で、郵送用の願書の交付は2月15日(月)〜3月5日(金)です。
A. 令和10年2月3日(木)の予定です。短答式の合格発表は令和9年8月5日(木)、論文式の合格発表は12月16日(木)です。
A. 令和8年は、電子出願が20,000円、郵送出願が21,000円分の収入印紙でした。令和9年の金額は、令和8年12月18日の試験公告と受験案内で確認してください。
A. ありません。誰でも受験できます。
A. 受けられません。予備試験は毎年、短答式から受け直す仕組みです。令和9年も7月18日の短答式から受験することになります。
A. 東京都(またはその周辺)です。短答式は全国7都市、論文式は原則47都道府県で実施されます。
A. 270点満点中165点以上で、合格者は2,668人でした(令和8年8月6日法務省発表)。
📖 参考にした公式情報


