令和9年(2027年)の司法試験の日程は、もう決まっています。
法務省の司法試験委員会が、令和8年8月5日に実施日程を決定・公表しました。
この記事では、公式の日程と時間割、出願の手続き、受験資格と受験期間をまとめます。
令和8年との違いや、直近の合格率もあわせて整理しました。
🎯 結論(先に要点)
- 試験は令和9年7月14日(水)・15日(木)・17日(土)・18日(日)の4日間
- 論文式は14日・15日・17日、短答式は最終日の18日(日)
- 電子出願の受付は令和9年3月8日(月)〜4月1日(木)。試験公告は令和8年12月18日(金)
- 短答式の成績発表は8月5日(木)、合格発表は11月10日(水)
- 2026年9月26日時点で、試験初日まであと291日
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令和9年司法試験の日程一覧【法務省の決定】
出典は、法務省が公表した「令和9年司法試験の実施日程等について」です。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 試験公告 | 令和8年12月18日(金) |
| 電子出願の受付 | 令和9年3月8日(月)〜4月1日(木) |
| 受験願書の交付(郵送出願用) | 令和9年3月8日(月)〜3月25日(木) |
| 郵送出願の受付 | 令和9年3月18日(木)〜4月1日(木) |
| 試験 | 令和9年7月14日(水)・15日(木)・17日(土)・18日(日) |
| 短答式試験の成績発表 | 令和9年8月5日(木) |
| 合格発表 | 令和9年11月10日(水) |
試験は4日間で、16日(金)は中日の休みです。
試験地は、原則として全国47都道府県です。
電子出願も郵送出願も、受付の最終日は4月1日(木)です。
郵送用の願書の交付は3月25日(木)で締め切られます。郵送で出す人は、早めに取り寄せておきましょう。
4日間の試験科目と時間割
令和9年の試験科目と試験時間は、次のとおり決まっています。
| 日付 | 試験 | 科目(試験時間) |
|---|---|---|
| 7月14日(水) | 論文式 | 選択科目(3時間) 公法系科目第1問(2時間) 公法系科目第2問(2時間) |
| 7月15日(木) | 論文式 | 民事系科目第1問(2時間) 民事系科目第2問(2時間) 民事系科目第3問(2時間) |
| 7月16日(金) | ― | 中日(試験なし) |
| 7月17日(土) | 論文式 | 刑事系科目第1問(2時間) 刑事系科目第2問(2時間) |
| 7月18日(日) | 短答式 | 憲法(50分) 民法(75分) 刑法(50分) |
論文式は3日間で、合計17時間の筆記になります。
最終日の短答式は、憲法・民法・刑法の3科目です。
令和8年の時間割では、1日目の選択科目は9時30分に始まり、公法系第2問は18時30分に終わりました。
令和9年の開始時刻は、受験案内で確かめてください。
長丁場なので、1日に6〜7時間書く体力を、直前期の演習でつけておく必要があります。
令和8年の日程との比較
| 項目 | 令和8年 | 令和9年 |
|---|---|---|
| 試験公告 | 令和8年1月9日(金) | 令和8年12月18日(金) |
| 電子出願の受付 | 3月9日(月)〜4月2日(木) | 3月8日(月)〜4月1日(木) |
| 郵送出願の受付 | 3月19日(木)〜4月2日(木) | 3月18日(木)〜4月1日(木) |
| 試験 | 7月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) | 7月14日(水)・15日(木)・17日(土)・18日(日) |
| 短答式の成績発表 | 8月6日(木) | 8月5日(木) |
| 合格発表 | 11月11日(水) | 11月10日(水) |
試験と発表の日付は、どれも令和8年より1日早くなっています。
曜日の並びは変わらず、水・木・土・日の4日間です。
試験公告は、令和8年1月9日から令和8年12月18日へ前倒しになりました。
受験料や細かい手続きは、公告と受験案内が出たあとに最新の内容を確かめてください。
受験資格と受験期間
司法試験は、受験資格がある人しか受けられません。
受験資格は次の3つです(令和8年司法試験受験案内)。
| 受験資格 | 受験できる期間 |
|---|---|
| ① 法科大学院の課程を修了した | 資格を得た日後の最初の4月1日から5年 |
| ② 司法試験予備試験に合格した | 資格を得た日後の最初の4月1日から5年 |
| ③ 法科大学院に在学中で、学長の認定を受けた | 最初に受けた年の4月1日から、修了・退学まで又は5年のいずれか短い期間 |
予備試験ルートの人は、予備試験に最終合格して初めて受験資格を得ます。
令和8年の予備試験の最終合格発表は、令和9年2月4日(木)です。
ここで合格した人は、令和9年3月8日からの出願で、7月の司法試験を受けられます。
法科大学院の在学中受験で合格した人は、司法修習生に採用されるために法科大学院の修了が必要です。
令和8年予備試験の最終合格(令和9年2月4日発表)→ 令和9年3月に司法試験へ出願 → 7月14日〜18日に受験 → 11月10日に合格発表。
予備試験の合格から司法試験まで、約5か月しかありません。
出願の手続きと受験料
出願は、マイナポータルを使う電子出願と、紙の願書による郵送出願から選べます。
| 電子出願 | 郵送出願 | |
|---|---|---|
| 受付期間(令和9年) | 3月8日(月)〜4月1日(木) | 3月18日(木)〜4月1日(木) (願書の交付は3月8日〜3月25日) |
| 必要なもの | マイナンバーカード(電子証明書が有効なもの)とマイナポータルにログインできる機器 | 受験願書(法務省から交付) |
| 受験手数料(令和8年の例) | 31,000円(ペイジーで納付) | 32,000円分の収入印紙 |
受験手数料は、令和8年の受験案内の金額です。
令和9年の金額は、12月18日の公告と受験案内で確かめてください。
電子出願は、手数料の納付完了までが受付期間に含まれます。
マイナンバーカードの電子証明書の期限が近い人は、出願前に更新しておきましょう。
直近の司法試験の結果
令和9年の難しさを考えるために、直近5年の結果を法務省の公表値で見ておきます。
| 年 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 合格点 |
|---|---|---|---|---|
| 令和3年 | 3,424人 | 1,421人 | 41.5% | 755点 |
| 令和4年 | 3,082人 | 1,403人 | 45.5% | 750点 |
| 令和5年 | 3,928人 | 1,781人 | 45.3% | 770点 |
| 令和6年 | 3,779人 | 1,592人 | 42.1% | 770点 |
| 令和7年 | 3,837人 | 1,581人 | 41.2% | 770点 |
合格率は、ここ5年は41〜46%で推移しています。
合格点(総合点)は、令和5年から3年続けて770点です。
令和7年は、予備試験合格の資格で受けた472人のうち428人が合格しました(90.68%)。
令和8年の状況
令和8年は、出願4,069人・受験3,871人でした。
短答式で合格に必要な成績を得た人は3,068人で、平均点は126.2点でした。
短答式は175点満点で、令和8年の合格に必要な成績は99点以上、かつ各科目の満点の40%以上です。
令和8年の合格発表は、令和8年11月11日(水)午後4時の予定です。
受験資格ごとの合格率(令和7年)
令和7年の司法試験では、受験資格によって合格率に大きな差がありました。
| 受験資格 | 合格率(令和7年) |
|---|---|
| 予備試験合格者 | 90.68%(受験472人→合格428人) |
| 法科大学院 在学中受験資格者 | 52.66% |
| 法科大学院 修了者 | 21.91% |
| 全体 | 41.2%(受験3,837人→合格1,581人) |
予備試験ルートの合格率は、9割を超えています。
予備試験の論文式・口述試験を突破した力が、そのまま司法試験で通用していることが分かります。
一方で、法科大学院修了者の合格率は2割ほどです。
修了後に受ける人は、限られた受験期間をどう使うかが重要になります。
合格者の年齢と受験回数
令和7年の合格者の平均年齢は26.8歳で、最年少は18歳、最年長は69歳でした。
受験回数では、1回目の合格者が1,197人と全体の約4分の3を占めます。
2回目は250人、3回目は103人で、回を重ねるほど合格者は減っていきます。
1回目の受験に照準を合わせて準備することが、合格への近道といえます。
予備試験ルートの合格者428人のうち、会社員は47人、公務員は24人でした。
働きながら予備試験・司法試験を突破する人も、毎年一定数います。
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今日から令和9年の司法試験までの逆算スケジュール
2026年9月26日から数えると、試験初日の7月14日まで291日です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2026年10月〜11月 | 令和8年の問題で現状を把握。11月11日の発表を受ける人は、結果に応じて計画を確定 |
| 2026年12月〜2027年2月 | 論文の過去問演習と答案の添削。12月18日の公告で受験料と手続きを確認 |
| 2027年3月8日〜4月1日 | 出願。選択科目の最終確認 |
| 2027年4月〜6月 | 短答3科目の総仕上げと、論文の時間を計った答練 |
| 2027年7月1日〜13日 | 本番と同じ4日間の時間割で通し演習。体力と生活リズムを合わせる |
区切りは目安で、受験回数や今の得点によって前後します。
令和8年に受けて結果を待っている人
11月11日の発表まで、あと46日です。
結果を待つあいだも、令和9年の出願期間(3月8日〜4月1日)だけは手帳に入れておきましょう。
受験期間は資格を得てから5年なので、残りの年数も確認しておくと計画が立てやすくなります。
令和8年予備試験の論文式・口述試験を控えている人
論文式の合格発表は令和8年12月17日(木)、口述試験は令和9年1月23日・24日です。
最終合格の発表は2月4日で、司法試験の出願開始(3月8日)まで約1か月です。
口述試験が終わったら、すぐに司法試験の論文対策へ切り替えられるよう、教材を先に用意しておくと安心です。
日程まわりで起きやすい失敗
出願期間を予備試験と取り違える
司法試験の出願は3月8日〜4月1日で、予備試験(2月15日〜3月12日)とは期間が違います。
両方の情報を見ている人は、カレンダーに試験名を付けて登録しておきましょう。
受験期間の残りを数え違える
受験期間は、資格を得た日後の最初の4月1日から5年です。
何年目の受験になるかを、出願前に一度数え直しておくと安心です。
4日間の宿泊と移動を後回しにする
試験は水・木・土・日の4日間で、会場によっては連泊が必要です。
会場の案内が出たら、早めに宿を押さえておきましょう。
令和9年に向けて講座を選ぶときの確認ポイント
① 予備試験合格者向けの割引があるか
アガルートには、予備試験に合格した人が司法試験講座を受講するときの特別割引(50%OFF)があります。
対象講座や除外される講座があるので、申し込む前に公式の条件を確認してください。
② 論文の添削と答練の量
司法試験の論文式は、3日間で合計17時間書く試験です。
添削の回数や、時間を計った答練がどれだけ付いているかを比べておきましょう。
③ 対象年度と受講期間
講座ごとに、どの年の試験に合わせたカリキュラムかが決まっています。
令和9年に受けるなら、7月の試験に間に合う受講期間かを確かめましょう。
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よくある質問
A. 令和9年7月14日(水)・15日(木)・17日(土)・18日(日)の4日間です。令和8年8月5日の司法試験委員会決定として、法務省が公表しました。
A. 電子出願は令和9年3月8日(月)〜4月1日(木)です。郵送出願は3月18日(木)〜4月1日(木)で、郵送用の願書の交付は3月8日(月)〜3月25日(木)です。
A. 令和9年11月10日(水)の予定です。短答式の成績発表は8月5日(木)です。
A. 令和8年は、電子出願が31,000円、郵送出願が32,000円分の収入印紙でした。令和9年の金額は、令和8年12月18日の試験公告と受験案内で確認してください。
A. 令和9年の予備試験の短答式は7月18日(日)で、司法試験の短答式と同じ日です。司法試験の受験資格がある人は、通常は予備試験を受ける必要はありません。
A. 受けられます。令和8年予備試験の最終合格発表は令和9年2月4日(木)で、そのあと3月8日からの出願期間に出願できます。
A. 法科大学院修了・予備試験合格の資格では、資格を得た日後の最初の4月1日から5年間が受験期間です。
A. 令和8年は175点満点中99点以上、かつ各科目で満点の40%以上でした。
📖 参考にした公式情報

