「予備試験ってどのくらい難しいの?合格率は?偏差値で言うとどのくらい?」
予備試験は「日本最難関の試験の一つ」と言われますが、具体的にどのくらい難しいのかを正確に把握している人は少ないです。
この記事では、合格率・受験者層・他資格との比較を通じて、予備試験の難易度を徹底的に分析します。
📋 この記事でわかること
✅ 予備試験の合格率の推移と実態
✅ 司法試験・他の難関資格との難易度比較
✅ 難しいと言われる本当の理由と攻略法
① 予備試験の合格率:驚異の3〜4%台

予備試験の最終合格率は例年3〜4%台と、極めて低い水準で推移しています。
直近5年間の合格率推移
・令和元年度:受験者11,780名 → 合格者476名(合格率4.0%)
・令和2年度:受験者10,608名 → 合格者464名(合格率4.4%)
・令和3年度:受験者11,717名 → 合格者467名(合格率3.99%)
・令和4年度:受験者13,004名 → 合格者472名(合格率3.63%)
・令和5年度:受験者13,372名 → 合格者494名(合格率3.69%)
毎年1万人以上が受験し、合格者は500人前後。この数字が予備試験の厳しさを物語っています。
② 司法試験・他の難関資格との難易度比較

司法試験との比較
司法試験(法科大学院ルート)の合格率は例年40〜45%程度です。一方、予備試験経由の司法試験合格率は約90%。予備試験合格者は司法試験においても圧倒的な強さを誇ります。
他の難関国家資格との比較
・公認会計士試験:合格率約7〜11%
・不動産鑑定士試験:合格率約5〜6%
・司法書士試験:合格率約3〜5%
予備試験の合格率3〜4%は、これらトップクラスの難関資格と同等かそれ以上の難易度です。偏差値換算では75〜80程度と推定されます。
③ 予備試験が難しい3つの本当の理由

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理由①:試験科目が圧倒的に多い
予備試験の科目数は短答式だけで8科目(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法・一般教養)。論文式はさらに法律実務基礎が加わります。これだけの科目を高いレベルでマスターする必要があります。
理由②:受験者層のレベルが非常に高い
受験者の多くは法科大学院生・卒業生・東大・早慶などの難関大学出身者です。こうした高レベルの競争相手と戦うことになります。
理由③:学習量が膨大
合格に必要な学習時間は一般的に3,000〜8,000時間と言われています。社会人や独学者にとっては、このボリュームをこなすこと自体が大きな壁です。
④ 予備試験合格者の属性:どんな人が受かっているのか

年齢層の分布
合格者の平均年齢は例年26〜27歳前後。最年少合格者は18歳(高校生)という記録もあります。20代前半〜中盤が最も多い層です。
学習背景の分析
・法科大学院在学中または修了後:約50%
・大学在学中:約20%
・社会人:約20%
・その他:約10%
法律の専門教育を受けた方が多数を占めますが、社会人合格者も一定数います。
⑤ 短答式・論文式・口述試験それぞれの難易度

短答式試験の難易度
短答式の通過率は約20〜25%。基礎的な知識を広く問われますが、8科目全ての合格基準を満たす必要があり、苦手科目があると足を引っ張ります。
論文式試験の難易度
論文式の通過率は約20〜25%(短答合格者の中から)。法的思考力・文章構成力・時間管理が問われる最も難しいステージです。
口述試験の難易度
口述試験の合格率は約97%。論文を突破すれば、しっかり対策すれば通過できる段階です。
📌 関連記事:予備試験の口述試験の内容・合格率・対策
⑥ 独学では難しい?予備校との合格率の差

独学合格者の実態
独学での合格は不可能ではありませんが、非常に困難です。情報収集・学習計画・答案添削のすべてを自力でこなす必要があるため、効率が落ちやすいです。
予備校活用のメリット
予備校(特に通信講座)を利用した受験者は、独学に比べて合格率が高い傾向があります。体系的なカリキュラム・答案添削・模擬試験など、合格に直結するサポートが受けられます。
📌 関連記事:予備試験は独学で合格できる?独学の限界と対策
⑦ 難易度を突破するための学習戦略

戦略①:基礎固めを徹底する
予備試験は応用問題よりも基礎の徹底が合否を分けます。テキストの精読・基本判例の理解・論文の型の習得を優先しましょう。
戦略②:過去問を繰り返す
短答・論文ともに過去問は最重要教材です。出題傾向・頻出テーマを把握し、繰り返し解くことで合格レベルに近づけます。
戦略③:学習計画を逆算して立てる
受験年度を決めたら、試験日から逆算して月・週単位の学習計画を作りましょう。計画なしの学習は時間の無駄になりがちです。
📌 関連記事:予備試験の科目一覧と出題範囲まとめ
⑧ まとめ:難しいからこそ価値がある

予備試験は合格率3〜4%台の日本最難関クラスの試験です。しかしその分、合格した先には大きな価値があります。
難しい理由を正確に理解し、正しい戦略で学習を進めれば、合格は決して夢ではありません。
まずは自分に合った学習環境を整えることが、合格への第一歩です。


