「予備試験の口述試験って何をするの?面接みたいなもの?合格率は?」
筆記試験を突破した人だけが受けられる口述試験。合格率は高いとされていますが、落ちることもある試験です。
この記事では、口述試験の内容・形式・合格率・対策法を徹底解説します。
📋 この記事でわかること
✅ 口述試験の形式・内容・時間
✅ 口述試験の合格率と難易度
✅ 口述試験に落ちないための対策法
① 口述試験とは:予備試験最後の関門

予備試験は「短答式試験→論文式試験→口述試験」の3段階で行われます。
口述試験は論文式試験の合格者のみが受験できる、最終関門です。
試験形式は「面接形式」。試験官(法曹実務家)2名と受験者1名の対話形式で行われます。
試験科目は「民事実務基礎」と「刑事実務基礎」の2科目。各科目約15分(合計約30分)です。
論文試験で準備してきた実務基礎科目の知識を、口頭で説明・回答する試験です。
② 口述試験の合格率:高いが油断禁物

口述試験の合格率は、例年90%以上と非常に高いです。
令和5年度実績:口述試験受験者494名 → 合格者479名(合格率約97%)
「ほぼ全員受かる」と思われがちですが、毎年数名〜十数名が不合格になっています。
落ちる主な理由:
・基本的な法律用語が答えられなかった
・緊張して頭が真っ白になった
・実務手続きの流れが説明できなかった
「合格率97%」を過信して無対策で臨むのは危険です。
③ 口述試験で問われること:民事実務基礎

民事実務基礎では、民事訴訟手続・民事保全・強制執行・民法の実務的適用が問われます。
具体的な質問例:
・「訴状の必要的記載事項を説明してください」
・「仮差押えの要件は何ですか?」
・「この事案で原告が主張すべき請求原因は何ですか?」
論文試験の実務基礎で学んだ内容を、口頭でスラスラ説明できるレベルまで仕上げることが必要です。
④ 口述試験で問われること:刑事実務基礎

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刑事実務基礎では、刑事訴訟手続・証拠法・刑事弁護の実務が問われます。
具体的な質問例:
・「逮捕の種類と要件を説明してください」
・「この証拠は伝聞証拠に当たりますか?」
・「被告人が無罪を主張する場合、弁護人としてどう対応しますか?」
刑事手続きの流れを体系的に把握し、各段階で何が行われるかを説明できることが重要です。
⑤ 口述試験の日程・場所・注意事項

口述試験は例年10月下旬〜11月初旬に実施されます。
試験地:東京のみ(法務省が指定する会場)
注意事項:
・スーツ着用が一般的(服装に関する明確な規定はないが、正装が望ましい)
・受験票・身分証明書を必ず持参
・集合時間に余裕を持って到着する
・待機中にスマートフォンの使用は控える
論文試験合格後、口述試験まで約2週間しかありません。発表後すぐに対策を開始する必要があります。
⑥ 口述試験の対策法:3つのポイント

口述試験を確実に突破するための対策法を紹介します。
対策①:声に出して説明する練習
口述試験は「書く」ではなく「話す」試験です。論文対策で学んだ内容を、声に出して説明する練習が必須です。
対策②:模擬口述試験に参加する
予備校が開催する模擬口述試験に参加し、本番に近い緊張感を体験しておきます。アガルートでは口述模試を提供しています。
対策③:頻出テーマを重点的に復習
民事:訴状記載事項・仮処分・訴訟物・証明責任など。刑事:逮捕・勾留・証拠能力・弁護人の役割など。これらは毎年繰り返し出題されます。
⑦ 論文試験合格後すぐ始める口述対策スケジュール

論文式試験の合格発表から口述試験まで、約2週間しかありません。
推奨スケジュール:
【発表翌日〜3日目】実務基礎テキストの総復習。民事・刑事手続の流れを頭に入れ直す。
【4〜7日目】声に出す練習。鏡の前や録音しながら、説明力を磨く。
【8〜11日目】模擬口述試験に参加。弱点を発見し、重点的に補強。
【前日】軽い復習のみ。睡眠を十分にとる。
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⑧ まとめ:口述試験は準備すれば怖くない

口述試験の合格率は約97%と高いですが、対策なしで挑むのは禁物です。
論文試験合格後の2週間を有効活用し、実務基礎科目の声出し練習・模擬口述・頻出テーマ復習を徹底すれば、合格はほぼ確実です。
3段階の試験を乗り越えた先に、司法試験受験資格が待っています。
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