予備試験の学習では、論点を理解するだけでなく、正確な用語・定義・条文番号を覚えていることが前提になります。
短答でも論文でも、用語の定義があいまいだと得点に結びつきません。
忘れ物ゼロで本番に臨めます。
底上げすべき分野も分かります。
とはいえ、広い7科目の用語を机に向かってまとめて覚えるのは大変です。
そこで効果的なのが暗記カード(フラッシュカード)。
1枚数秒でめくれるため、通勤中や休憩中のスキマ時間に反復でき、「なんとなく知っている」を「正確に言える」に変えることができます。
このページでは、7科目の重要用語・定義をスマホでめくって覚えられる無料の暗記カードを用意しました。
「覚えた/まだ」で仕分ければ、苦手な用語が一目で分かります。
- 7科目の重要用語・定義をめくって暗記
- 「覚えた/まだ」で仕分けて弱点を可視化
- まだの用語だけ集中的に復習できる
暗記カードが予備試験の知識定着に効く理由

暗記カードが効果的なのは、「思い出す(想起)」というアウトプットを繰り返すからです。テキストを読むインプットだけより、問いに答えようと思い出す行為のほうが、記憶に残りやすいことが学習科学で知られています。
②スキマ時間に反復できる:1枚数秒。何度も回せて定着が早い。
③弱点が明確になる:「まだ」のカード=あなたが覚えるべき用語。
とくに定義や要件は、正確に再現できるかどうかが問われます。カードで「思い出す→確認する」を繰り返すことで、あいまいな知識が確実な得点力に変わります。
7科目の重要用語・定義を効率よく固める

このカードは、予備試験で問われる主要7科目の「これは正確に覚えたい」という重要用語・定義を収録しています。
| 科目 | 収録している用語・定義の例 |
|---|---|
| 憲法 | 違憲審査制、二重の基準、憲法改正の発議要件 |
| 民法 | 到達主義、即時取得の要件、対抗要件、消滅時効 |
| 刑法 | 罪刑法定主義、犯罪論体系、正当防衛の要件 |
| 商法・会社法 | 株主有限責任、取締役会の人数、定款 |
| 民事訴訟法 | 処分権主義、弁論主義、既判力 |
| 刑事訴訟法 | 現行犯逮捕、黙秘権、起訴便宜主義、伝聞法則 |
| 行政法 | 公定力、取消訴訟の出訴期間、審査請求先 |
まずは全科目シャッフルで全体を確認し、「まだ」が多かった科目を科目別で集中的に固めるのが効率的です。
「覚えた/まだ」仕分けで弱点を可視化

このカードの肝は、「覚えた」か「まだ」かで仕分ける機能です。漫然とめくるのではなく、思い出せたかどうかを自分で判定することで、弱点がはっきりします。
・2周目以降:「まだ」のカードだけを繰り返す。
・覚えた率を確認:数字で進捗が見えると、続ける動機になる。
「まだ」のカードを潰していけば、覚えていない用語だけに時間を集中できます。すでに覚えた用語に時間を使わない――これが効率的な暗記の基本です。
一問一答ドリルとの使い分け

当サイトには○×形式の一問一答ドリルもあります。暗記カードとは役割が違うので、組み合わせるとより効果的です。
| ツール | 鍛えられる力 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 暗記カード | 用語・定義を思い出す力 | 定義・要件を正確に覚えたいとき |
| 一問一答○×ドリル | 正誤を判断する力 | 知識の正確さ・短答対策をしたいとき |
まず暗記カードで用語の土台を作り、○×ドリルで正誤判断の精度を上げる――この順番で進めると、知識が立体的に身につきます。どちらもスキマ時間に使えるので、気分や場面で使い分けましょう。
暗記を長期記憶に変える復習サイクル

せっかく覚えても、復習しなければ忘れてしまいます。暗記を長期記憶に変えるには、忘れる前に思い出す復習サイクルが効果的です。
②翌日:時間を空けて再度めくる。
③1週間後:定着確認のためもう一周。
間隔を空けて思い出すことで、記憶が長期化します(分散学習)。
「まだ」のカードを中心に、この間隔で繰り返せば、用語は確実に定着します。毎日少しずつでも続けることが、長期戦の予備試験では何よりの力になります。
用語暗記でつまずきやすいポイントと対策
予備試験の用語暗記では、いくつか共通のつまずきポイントがあります。あらかじめ知っておけば、効率的に乗り越えられます。
| つまずき | 対策 |
|---|---|
| 似た用語が混同する | 対になる概念をセットで覚える(例:処分権主義と弁論主義) |
| 条文番号が覚えられない | 頻出条文だけに絞り、用語とセットで反復する |
| 定義はわかるが要件が出ない | 要件は番号を振って『何個あるか』から思い出す |
| 覚えてもすぐ忘れる | 間隔を空けた復習(当日・翌日・1週間後)を徹底 |
とくに重要なのが、「対になる概念をセットで覚える」こと。民事訴訟法の処分権主義と弁論主義、刑法の故意と過失など、比較しながら覚えると違いが明確になり、混同を防げます。
予備試験で暗記すべき範囲の全体像
「何をどこまで暗記すればいいのか」は、多くの受験生の悩みです。予備試験では暗記そのものより、暗記した知識を使えるかが問われます。まずは暗記すべき範囲の全体像をつかみましょう。
| 暗記の対象 | 重要度 | 使われ方 |
|---|---|---|
| 条文・定義 | 高い | 短答・論文の土台。正確さが必須 |
| 要件・効果 | 高い | 論文の当てはめで直接使う |
| 判例の規範 | 高い | 論文で引用・展開する |
| 数字・期間 | 中 | 短答で問われやすい |
ポイントは、丸暗記ではなく「使える形」で覚えること。定義や要件は、論文でそのまま書ける状態にしておく必要があります。暗記カードで「思い出す」訓練を繰り返すことが、使える知識への第一歩です。
論文で使える暗記・使えない暗記の違い
同じ暗記でも、論文で得点につながる暗記と、そうでない暗記があります。この違いを意識するだけで、暗記の質が大きく変わります。
| 使える暗記 | 使えない暗記 |
|---|---|
| 定義を正確に再現できる | なんとなく意味が分かる程度 |
| 要件を漏れなく挙げられる | 要件の一部しか出てこない |
| 規範を答案の言葉で書ける | 判例の結論だけ覚えている |
論文で問われるのは、「正確に・漏れなく・答案の言葉で」再現する力です。暗記カードで答えを隠して思い出す練習は、まさにこの力を鍛えます。「見れば分かる」で止めず、「何も見ずに言える」まで持っていきましょう。
科目別・暗記のコツ
科目によって、暗記の重点は変わります。それぞれの特性に合わせて覚えると効率が上がります。
| 科目 | 暗記の重点 | コツ |
|---|---|---|
| 民法 | 要件・効果 | 対になる制度を比較して覚える |
| 憲法 | 判例の規範 | 事案とセットで規範を記憶する |
| 刑法 | 構成要件・論点 | 体系(犯罪論)の中で位置づける |
| 訴訟法 | 基本概念・手続の流れ | 流れを図でイメージして覚える |
・声に出す・書く:五感を使うと記憶に残りやすい。
・間隔を空けて復習:当日・翌日・1週間後がおすすめ。
・少量を毎日:一度に詰め込まず、毎日少しずつ。
暗記は才能ではなく方法と反復です。自分に合った覚え方を見つけ、カードで毎日少しずつ回せば、苦手な人でも確実に定着していきます。
暗記と理解、どちらを優先すべき?
「暗記より理解が大事」とよく言われますが、予備試験ではどちらも欠かせません。両者の関係を正しく理解しておきましょう。
| 役割 | 欠けるとどうなる | |
|---|---|---|
| 理解 | 知識を結びつけ応用する力 | 暗記が丸暗記で終わり応用できない |
| 暗記 | 正確な定義・要件の土台 | 理解はできても答案で正確に書けない |
結論は、理解の上に正確な暗記を乗せるのが正解です。理解だけでは答案に必要な正確さが出ず、暗記だけでは応用が利きません。暗記カードで土台を固めつつ、その用語がなぜそうなるのかを理解とセットで押さえましょう。
②その用語がどんな場面で使われるかを確認(理解)。
③論文や問題でアウトプットして結びつける(応用)。
この順で進めると、暗記が「使える知識」に変わります。
暗記カード・一問一答・基本書の役割分担
予備試験対策では複数の教材を使いますが、それぞれ役割が違います。役割を理解して使い分けると、学習効率が大きく上がります。
| 教材 | 役割 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 基本書・講義 | 理解の土台をつくる | 新しい分野を学ぶとき |
| 暗記カード | 用語・定義を正確に覚える | スキマ時間・知識の定着 |
| 一問一答○× | 正誤判断の精度を上げる | 短答対策・知識の確認 |
| 過去問・答練 | 本番形式で得点力を磨く | 演習期・直前期 |
この4つは「理解→暗記→確認→演習」という流れでつながっています。基本書で理解し、暗記カードで定義を固め、一問一答で正誤を確認し、過去問で得点力に変える。暗記カードはこの流れの土台部分を担う重要なツールです。
・連続日数を意識する:途切れさせたくない心理が習慣を支える。
・場所と紐づける:『電車に乗ったらカード』と決める。
暗記は一夜漬けでは身につきません。毎日少しずつ、長く続けることが何よりの近道です。1日数分でも、半年続ければ大きな差になります。
よくある質問(FAQ)
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