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予備試験の短答式試験は、合格のための最初の関門です。
毎年5月に実施されるこの試験を突破しなければ、論文式試験・口述試験へ進むことができません。
しかし、「どの科目から勉強すればいいのか」「何点取れば合格できるのか」が分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、予備試験短答式の概要から科目別の対策方法、合格ラインの目安、おすすめの学習法まで詳しく解説します。
短答式突破を目指す方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
予備試験の短答式対策に、アガルートの通信講座が高い合格実績を誇っています。

予備試験短答式試験の概要

予備試験の短答式試験は、毎年5月下旬に全国主要都市で実施されます。
試験時間・配点・科目数など、まず基本的な情報を確認しておきましょう。
試験科目と配点
短答式試験の科目は以下の通りです。
法律科目として、憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法の7科目が出題されます。
さらに、一般教養科目として人文科学・社会科学・自然科学・英語などから出題されます。
法律科目は各30点満点(一部異なる)、一般教養は60点満点の構成となっています。
合計点数と各科目の足切り基準をクリアすることが合格の条件です。

合格ラインの目安
短答式試験の合格ラインは年度によって変動しますが、法律科目で概ね6〜7割、一般教養で4割程度を目安に考えると良いでしょう。
法律科目では1科目でも著しく低い点数があると足切りになる場合があるため、苦手科目を作らないことが重要です。
予備試験の難易度と合格率の詳細については予備試験の難易度分析の記事をあわせてご覧ください。
法務省が公表している試験結果データは法務省の司法試験情報ページから確認できます。
科目別の短答式対策

各科目の特徴と効果的な対策方法を解説します。
得意・苦手に合わせて優先順位をつけながら学習を進めましょう。
憲法の短答対策
憲法の短答式は、基本的人権と統治機構に関する判例・条文知識が問われます。
特に重要判例の事案・判旨・射程を正確に覚えることが合格の鍵です。
芦部信喜「憲法」などの基本書で概念を理解した上で、肢別問題集を繰り返し解くことが効果的です。
憲法の論文式対策については予備試験の憲法対策の記事も参考にしてください。

民法の短答対策
民法は条文数が多く、短答式でも幅広い知識が問われる最重要科目です。
総則・物権・債権総論・契約・不法行為・家族法の全範囲から出題されます。
条文の文言を正確に覚えることと、基本的な判例の理解が求められます。
2020年の民法改正(債権法改正)の内容は特に頻出ですので、改正点を重点的に確認しましょう。
民法の詳しい対策は予備試験の民法対策の記事をご覧ください。
刑法の短答対策
刑法の短答式では、総論・各論にわたる幅広い知識が試されます。
特に共犯論・錯誤論・正当防衛・緊急避難などの総論と、財産犯・身体犯・社会的法益に関する各論の知識が頻出です。
学説対立がある論点では「判例はどの立場か」を正確に押さえることが重要です。
刑法の詳しい対策は予備試験の刑法攻略の記事も参考にしてください。

行政法の短答対策
行政法の短答式では、行政手続法・行政不服申立法・行政事件訴訟法・国家賠償法・行政代執行法の各条文知識が問われます。
特に重要な数字(審査請求の期間・申立先など)は正確に暗記する必要があります。
行政法の訴訟類型(取消訴訟・義務付け訴訟・差止訴訟など)の区別も頻出です。
行政法の詳しい対策は予備試験の行政法対策の記事もあわせてご参照ください。
商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の短答対策
商法(会社法)は条文数が多く、組織法・機関設計・株式の発行等に関する知識が問われます。
会社の機関設計(取締役・監査役・委員会等設置会社の違い)を整理することが重要です。
民事訴訟法は、訴訟の各段階(訴えの提起・審理・判決・上訴)における手続きを体系的に理解することが求められます。
刑事訴訟法は、捜査(逮捕・勾留・証拠収集)から公判手続き・証拠法則まで幅広く出題されます。

一般教養科目の対策
一般教養は対策が難しいと言われますが、足切りにさえかからなければ合格に支障はありません。
英語・数学・自然科学は得意分野を中心に点数を稼ぎ、苦手分野に多くの時間をかけるのは得策ではありません。
法律科目の対策に集中しつつ、模試や過去問で一般教養の感覚を維持することが現実的な戦略です。
予備試験の短答式対策に、アガルートの通信講座が高い合格実績を誇っています。
短答式試験を突破するための学習法

短答式試験を効率よく突破するための学習法を解説します。
闇雲に勉強するのではなく、戦略的なアプローチで効率を高めましょう。
肢別問題集を繰り返し解く
短答式対策の王道は「肢別問題集の繰り返し演習」です。
肢別問題集とは、1問1答形式で〇×を答える問題集のことで、短答式の肢の一つ一つに対応した形式になっています。
全科目の肢別問題集を少なくとも3〜5回繰り返すことで、合格に必要な知識が定着します。
間違えた問題には印をつけ、正解できるまで繰り返し解くのが効果的です。

過去問分析で出題傾向を把握する
予備試験の過去問を解くことで、よく出題される論点・条文・判例のパターンを把握できます。
過去5〜10年分の過去問を分析し、頻出テーマに絞って知識を深めることが合格への近道です。
過去問演習では、単に正答を確認するだけでなく「なぜその選択肢が正しいのか・間違いなのか」を徹底的に理解することが重要です。
条文の素読で正確な知識を養う
短答式試験では、条文の文言を正確に問う問題が多く出題されます。
重要条文を素読(音読)して覚える訓練は、短答式の得点アップに直結します。
特に民法・会社法・行政法は条文数が多いため、重要条文を絞り込んで効率よく暗記することが求められます。
合格に必要な勉強時間については司法試験・予備試験の勉強時間の記事も参考になります。

模擬試験で本番感覚を磨く
短答式試験は時間との勝負でもあります。
本番と同じ時間設定で模擬試験を受けることで、時間配分の感覚を養うことができます。
予備校の模擬試験や市販の模試問題集を活用して、本番を意識した演習を重ねましょう。
模試の結果を分析し、正答率の低い科目・論点を重点的に補強することが直前期の重要な作業です。
短答式対策におすすめの教材・問題集

短答式対策に役立つ教材を紹介します。
自分の学習スタイルや習熟度に合わせて選んでみてください。
基本テキスト・入門書
各科目の基本テキストは、まず全体像を把握するために欠かせません。
憲法は芦部信喜「憲法」、民法は「民法総則・物権・債権」の定番テキスト、刑法は山口厚「刑法」などが受験生に広く使われています。
入門書で概念を理解した後に肢別問題集に移ると、効率よく知識を定着させることができます。

肢別問題集・過去問集
辰已法律研究所・伊藤塾・資格スクエアなどが発行する肢別問題集は、短答式対策の定番教材です。
法務省公式サイトに公開されている過去問も必ず活用しましょう。
日本弁護士連合会のウェブサイトでも予備試験に関する情報が公開されています。
選択科目の選び方については予備試験の選択科目の選び方の記事もご覧ください。
通信講座・予備校の活用
独学に限界を感じている方や、効率を重視したい方には通信講座の活用をおすすめします。
プロ講師によるわかりやすい解説・充実した問題演習・添削サービスを通じて、短答式の得点力を効率よく高めることができます。
論文式の対策については予備試験の論文式の書き方の記事もあわせて参考にしてください。
司法試験・予備試験 合格者100人に共通する3つの行動パターン
実際に司法試験や予備試験に合格した受験生100人を分析すると、学習量や勉強時間以上に共通している行動パターンが浮かび上がってきます。
これらは才能や学歴ではなく、誰でも今日から真似できる「習慣」であり、合格者と不合格者を分ける最大の境界線でもあります。
- 朝の30分を論証暗記にあてる:通勤前や始業前の30分を論証パターン暗記に固定化することで、1年間で約180時間の追加学習時間を生み出している
- 過去問を3周以上回す:1周目で論点把握、2周目で答案構成、3周目で時間配分の練習という3段階で完成度を高めている
- 模試の結果より再現答案を重視する:模試の点数より、本試験後に書いた再現答案の検討に時間を割いている
- 週1回は答案を完全に書き切る:頭の中で論点を回しているだけでは答案構成力は身につかない。週1通でも実弾の答案を書き切ることで、答案構成と時間配分の精度が劇的に向上する
- 学習仲間と論証を口頭確認する:一人で黙々と学習するより、論証を声に出して説明することで記憶定着率が3倍以上に上昇する
とくに社会人や主婦、フリーター、学生など、限られた時間で合格を目指す受験生にとっては、これらの行動パターンを早期に取り入れることが合格までの距離を大きく縮める鍵になります。
アガルートや伊藤塾のフルパッケージは、学習計画表まで提供されるため、自分でゼロから習慣化スケジュールを作る手間が省けるのが大きなメリットです。
1年間の学習計画を月単位・週単位に分解した工程表に従って学習を進めることで、迷いや不安を最小化しながら合格レベルまで一直線に到達できます。
これらの行動は通信講座のカリキュラムにも組み込まれており、独学では気づきにくい合格者の習慣を体系的に身につけられます。
不合格者から学ぶ「失敗回避のための5つの心得」
司法試験・予備試験は合格率4%台の難関試験です。
長期化や挫折を防ぐためには、不合格者が陥った典型的な失敗パターンを事前に知っておくことが重要です。
- 基本書を10冊以上買い込んでしまう:教材は1科目につき基本書1冊+予備校テキスト1冊が黄金比
- 短答対策を後回しにする:論文重視のあまり短答を軽視すると、本試験で足切りラインを下回る
- 答案を書かずに読むだけで済ます:インプットだけで合格できる試験ではない。週に最低1通は答案を書き切る訓練を継続
- 完璧主義に陥り進度が遅くなる:全範囲を完璧にしようとして、結局1周も終わらず本試験を迎えるパターン
- SNSや勉強法情報に時間を奪われる:勉強法を調べる時間に20時間使うより、その20時間で過去問を解く方が10倍合格に近づく
先輩受験生の失敗事例を反面教師とすることで、回避できる遠回りや無駄な出費を最小化できます。
教材コレクターになると消化不良で論点抜け漏れが発生し、結果的に1年以上の遠回りになるケースもあります。
短答は毎日15分でも継続が鍵で、とくに予備試験は短答合格率約20%と狭き門のため、1年前から準備を始めるのが望ましいです。
書くことで記憶定着率が約75%まで上昇するのに対し、読むだけ学習は記憶定着率が約30%にとどまります。
最初の1周は60%の理解で構わず、2周目・3周目で精度を上げていく回転学習法が効率的です。
通信講座を活用すれば、添削指導と論文答案練習が体系化されており、これら5つの落とし穴を構造的に回避できます。
通信講座を申し込む前の最終チェック5項目
司法試験・予備試験対策の通信講座は安いものでも数十万円、本格的なフルパッケージだと100万円超えも珍しくありません。
後悔のない選択をするために、申込前に必ず確認しておきたい5項目をまとめました。
- 返金保証・合格特典の有無:アガルートは合格時最大全額返金、伊藤塾も合格祝賀金あり
- 質問対応の回数制限:チャット/メール質問が無制限か月10回までか等を必ず確認
- 答案添削の枚数:予備試験合格には最低200通の答案練習が目安
- スマホ視聴・音声DL対応:社会人受験生は移動時間学習が必須。倍速再生・オフライン再生・音声のみDLができるかチェック
- 教育訓練給付制度の対象か:一般教育訓練給付の対象講座なら受講料の20%(最大10万円)が国から戻る
料金の安さだけで決めると思っていたサポートが受けられなかったり教材の質が物足りなかったという後悔につながりやすいため、トータルのコストパフォーマンスで判断することが重要です。
基本パックでは50通程度しか含まれない講座もあるため、追加料金体系を必ず事前確認しましょう。
専門実践教育訓練給付の対象講座なら最大70%が戻る場合もあり、ハローワークで事前申請するのを忘れずに行うことで実質負担を大幅に減らせます。
また、各社の無料体験講座やサンプル教材を取り寄せて、実際に自分の学習スタイルに合うかを確認することも重要なステップです。
これらをチェックリスト化して2〜3社を比較すれば、自分に最適な通信講座が見えてきます。
主要予備校の通信講座 おすすめ4社の特徴比較
司法試験・予備試験対策の通信講座は、各社それぞれに強みと特色があります。
受験生の年齢・職業・学習スタイル・予算に応じて最適な選択肢が変わります。
- アガルート:工藤北斗講師による論文重視カリキュラム。合格時に受講料全額返金または合格お祝い金5万円を選べる業界トップクラスの特典
- 伊藤塾:伊藤真塾長によるリーガルマインド育成を主軸とした王道カリキュラム。30年超の実績
- 資格スクエア:田村直広講師らによる最新のオンライン特化型講座。逆算思考をベースにした効率重視カリキュラム
- スタディング:AIによる学習計画自動生成、スマホ完結型のマイクロラーニング設計。業界最安値クラス
アガルートは最新の合格実績を背景に勢いのある予備校で、合格時の実質負担が最小化できる返金制度が魅力です。
伊藤塾は法律学習の本質を学びたい受験生に推奨でき、マネオプ・パーソナル添削などの個別指導も充実しています。
資格スクエアは質問回数無制限プランが特徴で、独学者にも対応しやすい設計です。
スタディングは月額制で気軽に始められる料金体系で、仕事・育児で時間が取れない社会人受験生に最適です。
とくに講師との相性は学習継続率に直結するため、必ずサンプル講義動画を視聴してから決めましょう。
4社それぞれの公式サイトで無料体験講座や資料請求ができますので、まずは2〜3社を比較してから判断するのがおすすめです。
司法試験・予備試験の勉強時間と1日のスケジュール例
司法試験・予備試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に3,000〜8,000時間と言われています。
学習開始時の法律知識のレベルや、目標とする合格年度によって必要時間は大きく変動します。
- 法律完全初学者:3〜4年計画で6,000〜8,000時間を目安にじっくり積み上げる学習設計が現実的
- 法学部出身者:2〜3年計画で4,000〜5,000時間程度。基礎知識のアドバンテージを活かせる
- 他資格保有者(行政書士・司法書士など):1〜2年計画で3,000〜4,000時間程度。論文対策に時間配分を厚く取る
- 社会人受験生:平日3時間+休日8時間を目安に、年間1,500〜2,000時間を継続的に確保する
- 学生受験生:平日6時間+休日10時間を目安に、年間2,500〜3,000時間を確保できれば短期合格が見える
社会人受験生の典型的な1日のスケジュールは、朝6時起床→6時半〜7時半の1時間で論証暗記→8時〜18時の仕事→19時〜21時の2時間で論文答案練習→22時〜23時の1時間で短答演習というパターンです。
休日は午前中3時間+午後5時間の合計8時間を確保し、平日にできなかったまとまった答案練習に充てるのが王道です。
重要なのは「毎日続けること」で、1日2時間でも継続することが、週末だけ10時間学習するよりも記憶定着と論理力向上に効果的とされています。
学習記録アプリで毎日の学習時間を可視化することで、モチベーション維持にもつながります。
まずは自分の現在地と目標年度から逆算して、年間の学習時間目標を設定することが重要です。
通信講座と独学を徹底比較|合格率・費用・必要期間
司法試験・予備試験の学習スタイルは大きく分けて「通信講座」「独学」「予備校通学」の3パターンがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、自分のライフスタイルや学習歴に合わせて選択することが重要です。
とくに通信講座と独学の選択は、合格率や必要期間に大きく影響するため、最初の判断ポイントになります。
- 合格率:通信講座利用者の合格率は約30〜40%と言われ、独学合格率約4%と比べて圧倒的に高い
- 費用総額:独学は10〜30万円、通信講座は30〜100万円、予備校通学は150〜250万円が相場
- 必要期間:独学は4〜6年、通信講座は2〜4年、予備校通学は2〜3年が一般的な目安
- 学習サポート:独学はゼロ、通信講座は質問対応+添削あり、予備校通学はゼロから対面指導まで充実
- 挫折リスク:独学は約9割が挫折、通信講座は約6割が挫折、予備校通学は約4割が挫折と言われる
独学のメリットは費用を最小化できる点ですが、論文式試験の答案添削を自分一人で行うことは事実上不可能で、合格レベルの答案構成力を独学で身につけるには相当な才能と運が必要です。
予備校通学のメリットは対面でのライブ授業と学習仲間との切磋琢磨ですが、地方在住者や社会人は通学時間の確保が困難で、現実的な選択肢になりにくいデメリットがあります。
通信講座は両者の良いとこ取りとも言えるバランス型で、自宅やカフェで好きな時間に学習しつつ、添削指導と質問対応で独学の弱点を補えるため、現代の受験生にとって最も合理的な選択肢として支持を集めています。
教育訓練給付金の活用で実質負担額を抑えられる点も、通信講座を選ぶ大きな理由となっています。
合格率・コストパフォーマンス・継続率のバランスを考えると、社会人や学生にとっては通信講座が最もリスクの低い選択肢と言えます。
まとめ

予備試験の短答式試験は、論文式試験への登竜門として非常に重要なステップです。
7科目の法律科目を幅広く学び、肢別問題集の繰り返し演習・過去問分析・条文素読・模擬試験の受験という4つのアプローチを組み合わせることが、短答式突破への王道です。
苦手科目を作らず、全科目でバランスよく得点できるよう、計画的に学習を進めましょう。
短答式を突破した後は、論文式試験・口述試験へと次のステップが待っています。
ぜひ本記事の対策法を参考に、合格に向けて着実に前進してください。
予備試験の短答式対策に、アガルートの通信講座が高い合格実績を誇っています。



