「予備試験の一般教養って何が出るの?法律以外の科目をどう勉強すればいい?」
予備試験の短答式には、法律系科目に加えて「一般教養科目」があります。範囲が広く対策が難しいと言われますが、正しい学習法で効率的に点数を取ることが可能です。
この記事では、一般教養科目の出題範囲・出題傾向・効率的な対策法を徹底解説します。
📋 この記事でわかること
✅ 一般教養科目の出題範囲と問題形式
✅ 分野別の出題傾向と頻出テーマ
✅ 効率的な一般教養の対策法と学習スケジュール
① 一般教養科目の概要:何が問われるのか

一般教養科目の位置づけ
予備試験の短答式試験は「法律科目(7科目)+一般教養科目(1科目)」の計8科目で構成されます。一般教養科目は単独で合格基準点があり、法律科目が得意でも一般教養で足切りになる可能性があります。
問題数と試験時間
一般教養科目は60問・試験時間80分。5択形式の問題が出題されます。法律科目の短答とは別の試験として実施されます。
合格基準点
一般教養科目の合格基準点は毎年変動しますが、目安として満点の約40〜45%以上が必要とされます。(例:令和5年は60点満点中26点が合格基準)
参考:法務省・予備試験情報
② 一般教養の出題範囲と分野別構成

人文科学系
哲学・思想・歴史(日本史・世界史)・地理・文学・芸術・文化などから出題されます。幅広い教養を問う問題が多く、センター試験(大学入学共通テスト)的な知識が役立ちます。
社会科学系
政治・経済・社会・法律(法律以外の一般知識として)などから出題されます。法律知識と重なる部分もありますが、あくまで一般教養レベルの出題です。
自然科学系
数学・物理・化学・生物・地学などから出題されます。専門知識は不要ですが、高校レベルの基礎知識が問われます。文系出身者には最も対策が難しい分野です。
英語
英文読解・語彙・文法などが出題されます。英語は毎年一定数出題され、比較的安定した得点源になりえます。TOEICスコア600点以上の実力があれば有利です。
③ 一般教養の出題傾向と頻出テーマ

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毎年出題される定番テーマ
・現代文(文章読解):長文を読んで内容把握・要旨理解をする問題
・英文読解:英文の内容把握・空所補充
・数的推理・判断推理:公務員試験的な論理パズル・数学的問題
・時事問題:前年に起きた社会的な出来事に関する問題
出題頻度が高い専門分野テーマ
・哲学・倫理思想:デカルト・カント・ヘーゲル等の主要哲学者の思想
・日本史・世界史:近現代史の重要な出来事・制度変遷
・経済:需要と供給・GDP・金融政策の基礎
④ 一般教養の効率的な対策法

対策①:過去問で出題傾向を把握する
一般教養で最も重要なのは「どの分野からどんな問題が出るか」を把握することです。過去5〜10年分の過去問を分析し、出題頻度の高い分野に集中的に取り組みましょう。
対策②:得意分野で確実に点数を積む
一般教養は範囲が膨大なため、全分野を完璧にする必要はありません。自分の得意な分野(理系なら数学・自然科学、文系なら人文・社会科学)で確実に得点し、苦手分野は最低限の対策にとどめましょう。
対策③:現代文・英語・数的推理を優先する
毎年出題される「現代文読解」「英文読解」「数的推理・判断推理」は比較的対策しやすく、安定した得点源になります。これら3分野の対策を最優先にしましょう。
対策④:時事問題は直前期に集中的に
時事問題は試験の数か月前から新聞・ニュースをチェックし、重要な社会的出来事を把握しておきましょう。試験直前に時事問題集を活用するのも効果的です。
⑤ 分野別 学習の優先順位

優先度が高い分野(必ず対策する)
①現代文読解:毎年必ず出題。読解力を鍛えることで他の問題にも応用できる。
②英文読解:毎年出題。基本的な英語力があれば得点できる。
③数的推理・判断推理:公務員試験の問題集で対策可能。
優先度が中程度の分野(余裕があれば対策する)
④社会科学(政治・経済):法律知識と重なる部分も多く効率的。
⑤日本史・世界史(近現代):出題範囲が絞りやすく対策しやすい。
優先度が低い分野(時間に余裕があれば)
⑥自然科学(物理・化学・生物):文系出身者は深追いせず基礎のみ対策。
⑦哲学・思想・文学芸術:過去問で出題テーマを絞って対策。
⑥ 一般教養の学習スケジュール

法律科目の学習が優先
一般教養は重要ですが、予備試験合否の核心は法律科目です。まず法律7科目の基礎をしっかり固め、その上で一般教養の対策を行う順序が効果的です。
一般教養の学習タイミング
・1年前〜半年前:過去問分析・得意分野の確認
・3〜4ヶ月前:現代文・英語・数的推理を集中的に練習
・直前2〜3ヶ月:時事問題対策・弱点分野の補強
・直前1ヶ月:過去問総演習・弱点補強の総仕上げ
📌 関連記事:予備試験の科目一覧と出題範囲まとめ
⑦ 一般教養で使うべき教材・参考書

過去問集
予備試験の一般教養過去問集(各出版社)は最重要教材です。出題傾向の把握と実戦演習に使いましょう。
公務員試験の参考書
数的推理・判断推理は「公務員試験対策の参考書」が使いやすく充実しています。スー過去・玉手箱などの定番参考書が効果的です。
時事問題対策
「現代用語の基礎知識」「速攻の時事」などの時事問題集が役立ちます。日本経済新聞や主要なニュースサイトを毎日確認する習慣も有効です。
📌 関連記事:予備試験の難易度と合格率分析
⑧ まとめ:一般教養は得意分野で確実に得点する

予備試験の一般教養科目は、全分野を完璧にしようとすると膨大な時間がかかります。
現代文・英語・数的推理を優先的に対策し、自分の得意な分野で確実に得点を積む戦略が最も効率的です。
法律科目を最優先にしながら、一般教養は「足切りに引っかからない」ことを目標にした効率的な対策を心がけましょう。


