「司法試験と予備試験、どっちを受けるべき?どっちが難しいの?」
弁護士を目指し始めた人が最初に悩むのがこの問いです。
この記事では、両者の違い・難易度・どちらを選ぶべきかを徹底的に整理します。
📋 この記事でわかること
✅ 司法試験と予備試験の根本的な違い
✅ それぞれの合格率・難易度の比較
✅ どちらのルートを選ぶべきかの判断基準
① まず前提:2つは「別の試験」ではなく「セット」

混乱しがちなのですが、司法試験と予備試験はセットで理解する必要があります。
司法試験とは、弁護士・裁判官・検察官になるための最終試験です。
予備試験とは、司法試験の受験資格を取得するための試験です。
つまり、予備試験に合格することで、法科大学院を経ずに司法試験を受ける権利が得られます。
弁護士になるルートは2つあります。
ルートA:法科大学院(2〜3年)→ 司法試験
ルートB:予備試験合格 → 司法試験
「どっちが難しいか」という問いは、「ルートB(予備試験ルート)とルートA(法科大学院ルート)のどちらが司法試験合格までの道が険しいか」という意味になります。
② 合格率で見る難易度の比較

数字で難易度を比較してみましょう。
予備試験の合格率:最終合格率約3〜4%(受験者数約13,000人)
司法試験(法科大学院ルート):合格率約40〜50%
司法試験(予備試験合格者):合格率約90%以上
① 予備試験自体は非常に難しい(合格率3〜4%)
② 予備試験合格者は司法試験にほぼ確実に合格できる(合格率90%超)
③ 試験内容の違い

予備試験:短答・論文・口述の3段階。一般教養あり。受験資格なし。
司法試験:短答・論文の2段階。一般教養なし。受験資格必要(法科大学院修了 or 予備試験合格)。
④ コスト・時間の比較

法科大学院ルート:費用200〜400万円、時間2〜3年、司法試験合格率40〜50%
予備試験ルート:費用30〜60万円、時間2〜5年、司法試験合格率90%以上
経済的な観点からは、予備試験ルートが圧倒的にコストが低いです。
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⑤ 予備試験ルートが向いている人・向いていない人

予備試験ルートが向いている人:社会人・学費負担困難・時間制約あり・学歴不問で挑戦したい方
法科大学院ルートが向いている人:学費工面可能・大学院に通える環境・ネットワーク活用希望の方
⑥ 予備試験合格者が司法試験で強い理由

予備試験は「司法試験の前哨戦」として設計されており、内容がほぼ重複しています。
予備試験の論文試験をクリアするレベルの実力があれば、司法試験の論文は相対的に取り組みやすくなります。
⑦ どちらを選ぶべきか:最終的な判断基準

社会人で学費・時間の制約がある方→予備試験ルートが現実的。大学院に通える環境がある方→法科大学院ルートも選択肢に。
⑧ まとめ:難しさの本質を理解して選ぼう

・「難しさ」は予備試験の方が上(合格率3〜4% vs 40〜50%)
・「コスト」は予備試験ルートが圧倒的に低い
・「合格後の司法試験合格率」は予備試験ルートが圧倒的に高い
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